みなさんこんにちは。
しゃろたろーです。
最近Yahoo!ニュースにトヨタの豊田社長が終身雇用の限界を訴えていました。
大企業に責任が重すぎてメリットがないと🤔
社労士の知識として、大企業と中小企業の違いを少し説明します。
日本の90%以上は中小企業ということもあり、政府としては大企業に頑張ってもらうより、中小企業を保護する方向が強い傾向にあります。
少し例をあげますが、残業時間の規制、障害者雇用率、これらはまず最初に大企業に適用され、数年後に中小企業にも適用という流れになっており、ただ数年早いから損というだけでなく、先行して取り組むがゆえに、前例が無い中での模索、それにかかる人件費等が発生します。
そして助成金。中小企業は一人育休で休んだら会社が回らない、健康診断受けさせないと辞めちゃう、給料上げないと辞めちゃう、こういうことに対処するため、助成金が幅広く用意されています。
同じ企業を運営しているのに、規模が大きいだけでこれだけの差があります。
そこに終身雇用制度ときたら数十万人のいるトヨタなどでは10年後を見据えてと言った時に中々計画が練りづらいと思います。
会社員としての視点で見ていても、勤務年数が長い=仕事ができる、わけではないことは明白です。
一方で一個人の立場としてみると、クビにならない前提…将来的に上がるからこの会社に入ったという人も多いと思います。
また能力主義と言っても部署によりけり、上司によりけり、といった面も多分にあり、急にアメリカのような能力主義にするのは難しいかと思います🥶