みなさんこんばんは。
夜神Nanaです。
今日はニュースを見ていて,やっぱりなというものが・・・
2022年度から雇用保険料があがるというものです。
今も会社員の方はお給料の0.3%を取られているわけですが,その料率が変わるわけです。
そもそもこの雇用保険料というのは何に使われているのかを知っている方は少ないと思います。
偏に税金税金といっても全て使い道は決まっているわけで雇用保険料についてももちろん決まっています。
雇用保険料は主に2つ,失業者に手当を払ったり,教育訓練給付金を支払う「失業等給付」と休業・転職者らを支援する「雇用保険二事業」というものがあります。
今回問題となっているのは後者の雇用保険2事業
やっぱりコロナで失業者が増えたからかぁ・・・というわけではありません。
もともと雇用保険の財源は潤沢で積立金もかなりあると聞いていました。
しかし,コロナ禍で元々あったある助成金を大幅に条件緩和したため今回の問題が起きました。
それが何かというと・・・そう,よく不正でニュースに取り上げられる「雇用調整助成金」というものです。
これは元々助成金としては存在していましたが,とにかく手続きがめんどくさかったのですが,コロナ禍ではこれをかなり簡素化しました。
国からのメッセージとしては,とにかく従業員をクビにしないで!!休ませてくれたらその分給料払うから!!ということで社労士目線でなくとも悩まず申請できるレベルまで落とし,要件もコロナならオールオッケーといわんばかりの勢いで給付を行い続けていました。
この雇用調整助成金は今も同様に受給でき,一旦12月で区切りがつくものの来年3月までは受給額が下がるのみで引き続き受給することができます。
もちろんコロナ禍で本当に仕事を失った方は数多くいらっしゃるのでこれを否定することはしませんが,この2年弱の期間でなんと4兆円もの金額を支出してきたわけです。
その結果,これまで積み立ててきた財源も底をつき,次年度以降雇用保険の適正な運営ができなくなることから雇用保険料の引き上げを検討し始めたようです。
このようなニュースがでたからには雇用保険料の引き上げは決定的でしょうね。
雇用保険料というのは先ほど言ったようにお給料の0.3%を徴収されます。
30万円のお給料だと900円ですね。なんだ,千円いかないのか,って思われますが,もちろんボーナスからも引かれます。昨日ボーナスと税金のお話をしましたが,150万円のボーナスだと4500円。年収1000万プレーヤだと年間3万円引かれてることになります。
そしてまぁほとんどの高収入の方が雇用保険を使うことなく・・・というわけですから高収入の人は税の分配などについて考えてみるのもありなのかなって思いますね👀
ただまぁNana自身としては不正があろうが,事業主が悪さしてようが,困っている人がいるのは事実でその方々がそのお金で食いつないでコロナが終わってもちゃんと働ける体制であればいいなと願っています😊✨