みなさんこんにちは。
ななちゃんです。
さて、本日は、上がり続ける初任給について思うところをつらつらと。。。
今春、この写真のように大手企業は軒並み初任給を引き上げています。
引き上げが目立つのは金融系ですが、ユニクロなどのサービス業、建設会社も上げてきています。
一方でななが主に担当している中小企業の方々にどういう状況かを聞いてみました。
・最低時給がどんどん上がり、採用に苦戦している
・簡単に給料をあげるわけにもいかず、給料を理由に辞める人間も増えている
・中小企業としてできることは社員を大事にすることくらい
こういった企業さんが多いわけです。
世の中の声としては
・払えない企業は潰れるべき!!
・コストコや熊本の台湾企業は1500円くらい出している!!
・時給を強引に上げれば何とかなるだろ!!
といった意見が多いかと思います。
もちろんななとしても時給があがり従業員の方の満足度があがることは大事だと思っているのですが、現実的な問題として考えてみたいと思います。
・スタバなど大手人気企業は最低時給でもくる。
・最低時給がそもそも高いと同じ時給であればもちろんそちらに集まる
・個人経営の企業でどうしても人手が必要な企業が多く、そういった企業で最低時給以上など到底出せない
・となると黒字であるがお店が回らなくなり、営業時間の縮小、または黒字倒産
こういう状態となるわけです。
これでいいじゃないか!!という方も多いかもしれませんが、一つ客観的なデータを示すと世の中の99%は中小企業で構成されています。
つまり、中小企業が雇用をしなくなるということは日本から雇用がなくなり、働きたい方の機会が失われていくわけです。
最低時給はもちろん守っていただきたいですが、近年の上昇率は少し異常すぎます。
今まで上げてこなかった分を、というのはあるのかもしれませんが、もう少し緩やかに、そして現実的に持続可能を考えて対応していくべきなのではと思います。