旅好き社労士の楽しい毎日

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久米島の深淵と、離島の経済学。


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1. 地形に刻まれる、静かなる衝撃
久米島滞在3日目。私にとって、新しい場所を訪れる際の欠かせない儀式、それがダイビングです。 初めて潜る久米島の海は、期待を遥かに超えるものでした。那覇の海も素晴らしいですが、ここは港からわずか20分圏内に、ドラマチックな地形を楽しめるポイントが点在しています。重い機材を背負いながらも、エントリーした瞬間に広がる青の世界は、日々の喧騒を忘れさせるに十分な静寂を湛えていました。

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2. コストという名の「参入障壁」を愉しむ
今回のダイビングで興味深かったのは、その価格設定です。他の離島と比較しても、久米島の費用は一際高価に設定されています。これは単なる物価高ではなく、ダイバーの数が限られているからこその市場原理でしょう。 「安さ」を追い求めるのではなく、その場所にしかない価値に対して正当な対価を支払う。8月9日の日記に綴った「記憶に残る良い経験に投資する」という私の基準に照らせば、この出費もまた、人生を豊かにするための質の高いポートフォリオの一つとなります。
3. 島の労働事情に透ける、価値観の多様性
ダイビングの合間に街を巡り、私はある不思議な光景に目を奪われました。 訪れる観光客の多くは日本人ですが、現場で汗を流す従業員の多くは外国人なのです。都会よりも収入面で劣るであろうこの離島で、彼らは何を求めて働いているのか。その動機に思いを馳せるのは、ビジネスの世界に身を置く人間としての、一種の「職業病」かもしれません。しかし、そうした違和感の中にこそ、新しい生き方のヒントが隠されているような気がしてなりません。
結び:網膜に焼き付けた、透明な記憶
久米島の海は、港の近くであっても驚くほど澄んでいました。 この旅で得たのは、美しい写真ではなく、私の内側に深く沈み込んだ「透明な記憶」です。お盆休みが明ければ、また数字と責任に追われる日常が始まります。しかし、この深く青い海の情景を知っていることが、私を少しだけ強く、そして豊かにしてくれる。そう確信した一日でした。