みなさんこんにちは。
シャロ―ランドです。
今日は社労士としてどうしても気になるニュースがあったので取り上げたいと思います。
菅首相 五輪・パラリンピックの看護師500人確保は可能「休んでいる人多い」:東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)
こちらの記事,ぜひ読んでください。
要はオリンピックのために,医療従事者が足りないと。どうするんだという質問に首相が看護師さんで休んでる人いるっしょ!?それでいいやんと。
もちろんオリンピックは世界を代表するイベントです。
しかも日本がホスト国。迎え入れるにあたっては海外選手に不安を持たせるような対応では日本のイメージが崩れてしまうのでそこは万全を期していただきたいところです。
ただ,今国の施策がうまくいかず,医療従事者はいっぱいいっぱいなわけですよね。
そして休んでいるという表現ですが,これが本当に適切でしょうか。
休んでいる=やりたくなくてさぼっている,ということではありません。
何かしらの事情があって働いていないわけですからそれを引っ張り出すのはいかがなものかと思います。
そして・・・そして・・・もう一つ問題なのは・・・なんとボランティアなんです。
現在,国が威信をかけて全国の最低時給を上げている中でただ働きを強制するだなんて・・・
少し話は変わりますが,最近労働者制を消して働き放題をさせようとするものが業務委託です。
業務委託という名目で一定のお金を渡し,実質その会社がその方を支配し,実質労働者と同様の活用をするあくどい話です。
業務委託社員・・・これが自分だって思ったら要注意してくださいね。
これのデメリットがわかんない!!💦って人に説明していきます。
・どれだけ働こうが月に一定金額しかできない
・労災,社会保険,雇用保険等未適用で,保険の負担が多く,また事故があった場合に何も補償してくれません。
これが業務委託の問題点です。
さて,これを踏まえ,今回の問題点をもう少し出すと・・・
国は医療従事者のボランティアについて,無報酬だと言い切っているんですよね。
500人休んでいる人に働くよう提示し,報酬は無しと。
自発的なボランティアと違うわけですよね。
オリンピックにかかわりたいと思った人をボランティアで募集するならわかりますが,こういう風に提案するというのはいかがなものかなと。
もちろん,戦時中みたいに赤紙送り付けて働けということはしないと思いますが,元看護師で働けない人たちにとっては少なからずプレッシャーを感じてしまうのは当然だと思います。
国はちゃんとその人の自由意志に基づいて,生きていける環境を提示してほしいですね。
最近規制やらこういう無理難題など少しやり過ぎだと感じでいます😢💦
これを踏まえると,オリンピックってどうなんでしょうね。もちろんやらなくていいとは思いませんが,完全無観客で立ち見を完全に規制してやればいいと思うんですけどね。
日本の良さを知ってもらう,国が盛り上がるというこの2つはコロナ禍では成り立たないと思います。
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